神道禊教
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■ 神葬祭 〜神道のお葬式〜 ■

神葬祭 神道のお葬式 拝礼ノ儀

神葬祭について

日本人の霊魂観

葬祭前に執り行なう神事

神葬祭・式次第

神葬祭の後に執り行なう祭事

仮霊舎へのお仕え

50日の忌明けについて

人の祈りと御霊について

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(2008.07.19)

 


 

■神葬祭について

●神葬祭は日本民族固有の死者を弔う儀式です

 

神葬祭は、日本民族固有の死者を弔う儀式です。
江戸幕府の政策によって今は殆どの日本人が仏教によって死者を弔っていますが、神葬祭は仏教伝来以前から死者の御霊を弔う儀式として、私たち日本人が行ってきたものです。仏教の葬儀の様に、僧侶が経文を唱えることによって死者に死を自覚させ引導を渡すといったものではなく、故人の御霊の永遠なること信じ、その御霊の永遠の栄を願い、死者の遺徳に敬意を表し弔うことが神葬祭です。ですから特別な事を行い所作するのではなく、この世の最善を尽くして故人の御霊を弔うことを第一とします。それを「まことを尽くす」といって大切にしています。
古き歌に
「千早振る神よりいでし人の子の 罷るは神に帰るなりけり」

とあります。宇宙開闢の時、この世を貫く喜びの心と共に神が生れ、神から人は生れてきました。人を生かしている御霊は神から生れた、神の分霊であり、人は一生を終えるとまたその御霊は宇宙始めの喜びの心に戻ってゆくのです。それが御霊の自然な働きなのです。そのことを一途に信じてこの世の最善を尽くして奉仕する。それが神葬祭です。

   

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■日本人の霊魂観

●あの世について

 

一言で「あの世」と言いますが、いったいどのような世界なのでしょうか。
仏教で説くような、遠い西の彼方の世界ではありません。天高い空の彼方の世界でもありません。日本人はもともと「あの世」をもっと身近な世界と考えていました。そして「この世」とまったく変らずに先祖の御霊達が寄り添って暮らしている世界だと考えてきたのです。何もすることの無い蓮の葉の上だとか、或いは苦しい地獄などという世界もありません。この世と変らずに、しかし争い事も無く平和に暮らす、そんな世界をあの世と考えてきたのです。その世界は何処にあるかと言うと、先祖の御霊に向かって話し掛ければ直ぐに「何だい」と声を返してくれる程近くに、「この世」と次元を異にして重なり合ってあると考えてきたのです。そんな「あの世」に故人の御霊はお鎮まりになられるのです。
「あの世」と「この世」は次元を異にして重なり合い存在し、その二つの世界は「まこと」というものによって結ばれ貫かれているのです。ですから何時でも「まこと」一つになって語り掛ければ通じあえる世界。それが神道でいうところの「あの世」つまり「高天原」という神の世界なのです。

   

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■葬祭前に執り行う神事

●枕辺の祈り(枕辺神事)

 

故人が身罷り、故人に対し最初に行う神事が枕辺の祈り(枕辺神事)です。
一般には「枕直しの儀」とも云います。遺体を殯室に移し北に頭を向けて仰向けに据えます。次に榊の葉に水をつけて口を浸し顔に新しい白布を被せます。枕元には枕屏風を立て、八足案(白木の台)を用意してその上に洗米と水塩を供え、灯火を灯し夜通し消えない様にお仕えします。守り刀と守り鏡を同じく八足案の上に置き、親族一同が祇候(側に控える)して祝詞を捧げて故人の死を悼み玉串を捧げて祈ります。

 

●納棺ノ儀

 
 

枕辺の祈りに続いて行われる神事が「納棺ノ儀」です。
これは遺体を柩に納める儀式で、喪主を始め親族が集まり禊祓・三種祓を唱和して後、遺体を柩に納めます。その後、改めて神饌物を八足案の上に置き捧げ、玉串を奉って拝礼を行います。その後出棺まで、親族が交互に柩の前に祇候します。

 
 

●奉告祭

 
 

帰幽奉告ノ儀

故人が身罷りましたらすぐさま教団本部へ連絡をお願いします。教団本部では神殿・教祖殿・祖霊殿の御前において「門中帰幽奉告ノ儀」を執り行います。
祖霊様に故人が身罷られたことを報告することはもとより、特にご教祖様には故人が迷うことなく高天原の神の御元へ神上がられるようにお導きを祈願いたします。

 
 

●家庭の神殿・祖霊殿へのお仕え

 
 

故人が身罷られて後、直ちに行うべきことが家庭の神殿と祖霊殿への奉告の儀です。
喪主となられる方が神殿と祖霊殿の前に額づき、故人が身罷られたことをお伝えし、迷うことなく高天原の神の御位にお導き下さいますよう祈願を込めます。次に神殿と祖霊殿の神饌物を撤去して軽く掃除をしてから御扉を閉め、扉の前に半紙を貼り垂らします。これから先五十日の忌明けの儀式が執り行われ、喪の穢れが全て祓われるまで神殿と祖霊殿はそのままにします。あくまでも忌明けまで亡くなられた故人の御霊にだけ誠心誠意の奉仕を心がけます。

 
 

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■神葬祭式次第

●遷霊通夜祭式次第

 

 

●葬場祭・告別式次第

 
 
 
 

●修祓の儀について

 
   
 

神葬祭 修祓ノ儀 

 
 

神道の祭式では、「清浄」ということを専一に奉仕します。神主がいつも白い着物を身につけているのも、白木の道具を使うのもそのためです。
これから御神霊に対しこの世の最善を尽くして「まこと心」をお届するにあたって、始めに全ての物を清らかに復するために「修祓」(しゅばつ)という儀式を行います。
神道では罪穢を祓い去ってくださることをお仕事とする神様が居られます。祓戸大神(はらいどのおおかみ)様と申し上げ、四柱の神様方が居られます。先ず神官がその神様方に祓詞(はらいことば)という祝詞を奏上して、全ての罪穢を祓い去って下さるようにお願いをします。そして次に神官が大麻(おおぬさ)を持って、左・右・左と振ってお清めをします。この大麻は祓戸大神様の日本六十四州に及ぶお働きが宿っており、そのお力によって全ての罪穢れが祓い清められます。先ず斎場、次に神饌物(捧げ物)、次に奉仕する神官、そして会葬の方々をお祓いします。
お祓いを受ける作法
立ちあがり、軽く頭を下げて、お祓いを受けます。終わったら着席します。

 
 

●遷霊ノ儀と霊魂安定詞

 
 
  神葬祭 霊璽(れいじ)@ 神葬祭 霊璽(れいじ)A

霊璽(れいじ)

 

遷霊ノ儀と霊魂安定詞奏上の二つの行事は、神葬祭において最も重要な行事です。人を生み出し人を生かしている神様から生れた御霊は生きた肉体に宿る性質をもっています。その御霊を肉体から離し、永遠の守り神様となっていただくために白木の御霊代(みたましろ)に遷しお鎮めする行事だからです。
清暗の中で雪洞の灯火の中、斎主がご遺体間近に侍り、秘伝の祝詞を微音で唱えて、禊教では火打石をもって御霊代にお遷し申し上げます。この作法も白川家伝承の秘儀とされています。陰陽五行の掛け合わせによって天地開闢の初めに帰り産霊直しをする儀式です。随行の神職の「オー」という声と共に御霊は御霊代にお遷りになられます。次に斎主は霊魂安定詞という祝詞を御神霊に申し上げます。内容は神様の理ごとによって今身罷ったことを知らせ、これから高天原の神々のもとへ上がり、後は御霊代を憑り代として天降り、子孫を守る神となっていただくようお願いをします。

 

●献饌の儀について

 

献饌ノ儀は神道祭祀の中心をなす行事です。
神道の祭祀は「この世の最善を尽くす」ことに他なりません。世の中に「馳走」という言葉がありますが、もとは「走り回る」という意味です。大切なお客様に対し最善を尽くしてもてなすために走り回ってありとあらゆる食材を求めたことに始まると聞きます。献饌ノ儀は将に故人に対し「この世の最善を尽くしてご馳走する」儀式なのです。ですから海の物、山の物、野の物と有る限りの食材を三方(捧げるお膳)に乗せて故人の前に捧げます。故人はその「馳走する」「最善を尽くす」という心を「御神霊の食事」として召し上がられるのです。
献饌ノ儀で故人に捧げられる神饌物はお米を第一の位に置きます。天孫降臨の時、天照大御神様が御孫の命に「命の根」として稲を渡された神話に基づきます。そしてお米から作られた神酒を次に捧げ、海の物、野の物と捧げ、最後にお塩とお水を捧げます。神饌の最初に「命の根」を捧げ、最後に「命の基」を捧げる作法です。これによって、「命に対して命を持って報い奉る」意を表しています。本来は神官が一台一台手に持って荘厳な雅楽の音に合わせて粛々と捧げるを本義としますが、最近は事前に霊前に置き並べてご奉仕をすることが多くなっています。

 

●誄詞奏上と誄歌

 
 
  神葬祭 祝詞奏上
 

斎主が一人御霊の御前に進み出て、誄詞という祝詞を御霊に申し上げます。親族や会葬の方々の心を斎主が代弁して御神霊にお伝えするものです。神官が「仲取り持ち」と言われる所以です。
誄詞の内容は、冒頭句の後、先ず御神霊が身罷られたことを謹んでお伝えします。そしてご生前の遺徳を偲びその一生の功績をお称え申し上げるのです。次に親族や縁有る人々が驚き戸惑い悲しんでいることを伝え、最後には「生前の功績に感謝して精一杯奉仕しましたので、心安らかに神となり、今後は私達を守る神としてお働きください」とお願いをします。それが誄詞奏上です。
次に斎主は誄歌という倭歌を笏の拍子を打ちながら歌い、御霊の心を和め奉ります。その歌詞は次の通りです。
誄  歌
逝く先を 神にまかせて 帰る霊 道暗からぬ 黄泉津根の国

 

●玉串拝礼ノ儀について

 
 
  神葬祭 玉串拝礼
 

玉串拝礼は、神道祭祀の正式な拝礼作法で、誠心誠意をもって全身全霊で祈ることを表したものです。
玉串とは、榊の小枝に四垂(しで)という紙を取りつけたものを云います。榊は「栄える木(気)」という意味でもあります。榊に取りつけられた四垂は人の四魂を表し、荒魂・和魂・幸魂・奇魂といいます。人には色々な思いがあります。人を育て様とおもう愛の心や慈悲の心があれば一方に人を憎み恨む心や怒る心もあります。四魂はそういった人の魂の様々な働きを表しています。形は神様や御神霊を敬い拝んでいても心の底で「神様なんているもんか」などと思っていたのでは祈りは通じません。自分の全ての思いや心、そして魂を「栄える気」に添えて神様や御神霊様にお届けする。それが玉串拝礼の意味です。
拍手も同じで、善悪の心を左右の掌に包み打ち合わせる所作は、「唯一のまこと心」を神様に捧げる所作であるといえます。

   

 

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■葬祭後に執り行う祭事について

 
 

葬儀が滞り無く厳修された後に執り行うべき祭事は下記の通りです。

 
   

●帰家祭

 
 

埋葬祭


             

葬場祭・告別式と火葬ノ儀が終り、御遺骨を捧持して自宅に帰ったことを御神霊に奉告する儀式です。

 
 

●毎十日祭

 
 

故人が無くなられた日から十日毎に慰霊の御祭祀を執り行います。神道では亡くなられた日から満で日数を数えて祭祀を執行します。

 
 

●埋葬祭

 
 

御遺骨を五十日の忌明けを過ぎて家庭に納め置くことはできません。埋葬ノ儀は五十日祭までに執り行うことがよいでしょう。

 
 

●五十日祭

 
 

故人の身心も浄化されいよいよ家を守る祖霊様となられる大切な儀式です。この日まで忌中といって故人の御霊だけに奉仕します。

 
 

●百日祭

 
 

亡くなられた日から数えて百日目の日に親族が集まり、慰霊の祭を執り行います。

 
 

●忌明けの祓い式

 
 

五十日祭を執行すると共に忌明祓式を執り行います。これを以て喪の穢れを祓い神殿と祖霊殿の扉を開け通常の奉仕を開始します。

 
 

●合祀祭

 
 

忌明祓式が済み穢れが祓われたところで、故人の御霊を祖霊と共に祭る儀式です。五十日か百日のご祭祀に合わせて行います。

 
   

●新霊合祀祭

 
 

新霊合祀祭

帰幽後五十日を過ぎた故人の御霊の本津御霊は、3月9月の祖霊祭に合わせて本教本部祖霊殿に永遠の鎮めとして合祀され、 禊教主神、御教祖様の御神霊のもとにお鎮まりになられ、所属されます分院教会祖霊殿並びにお宅の祖霊舎には、御分霊がお鎮まりになられます。 以後は、子孫の弥栄をご守護下さる神様として、永久に本教祖霊殿において御祭をお受けになられます。
新霊遺族には祖霊祭席上において合祀證が伝達されます
合祀後のみたままつり(式年祭)は、本部祖霊殿、分院祖霊殿、ご自宅や奥都城、斎場での祭祀のみならず、 ネット配信による遥拝式も可能です(本部祖霊殿本津御霊の御前での式年祭斎行に限らせていただきます)。 様々な事情で参列が叶わない方にも、パソコンやスマートフォンの画面を通して、ご先祖様の本津御霊に祈りを捧げることができます。

 
   

●一年祭

 
 

式年祭

式年祭

合同祖霊祭(春・秋)

合同祖霊祭(春・秋)
ネット配信


      

故人の始めての命日に執り行う祭祀を一年祭といいます。故人の家守る御霊となられて始めての式年祭です。

 
 

●三年祭

 
 

故人の三回目の命日に執り行う慰霊祭を三年祭といいます。故人の遺徳を偲び、共に栄え合うことを喜び合います。

 
 

五年祭

 
 

故人の五回目の命日に執り行う慰霊祭を五年祭といいます。三年祭同様に執り行いますが、命日近くの日曜日に斎行しても結構です。

 
 

●十年祭

 
 

故人の十回目の命日に執り行います。これ以後五年毎に慰霊祭を執り行いますが、十年毎のご祭祀を大きくご奉仕してゆきます。

 
 

五十年祭

 
 

故人の最後の慰霊祭となります。これ以後は「遠津御祖代々祖霊等」としてお祭を春秋の祖霊祭にて行ってゆきます。
春秋の合同祖霊祭は、様々な事情で参列が叶わないご門中の皆様にも、ご先祖様へ報恩感謝の祈りが捧げられますよう、ネット配信によるウェブ遥拝をご案内しております。パソコンやスマートフォンの画面を通して、ご先祖様の本津御霊に祈りを捧げることができます。ウェブ遥拝をご希望の方は、教団本部迄お問合せ下さい。

 
   

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■仮霊舎へのお仕えについて

●仮霊舎へのお仕えについて

 
 
 

仮霊舎(かりみたまや)

日供(にっく)

 

葬儀が全て終了してから五十日祭あるいは合祀祭が執り行われるまで、家庭の祖霊殿とは別に仮霊舎を設けて故人の御神霊をお祭りします。
八足案の上に御霊舎を置き、その御扉の中に御霊代をお納めします。左右には榊を一対立て、手前の八足案に神饌物を供えます。埋葬祭が未だ済まずに御遺骨がある場合は御霊舎の脇へ置きます。
忌明けが済むまではこの仮霊舎の前に額づき、日々故人の御霊にだけ「心安らかに神上がられる」ことを祈念してお仕えするのが神道のしきたりです。
毎日お供えするものはお米とお神酒とお塩そしてお水です。その外に生前のお好きでいらっしゃったものを捧げてもよいでしょう。
朝夕に必ず拝礼を行い、禊祓と三種祓を唱え、後に「いのりのことば」を御神霊にお唱えします。
仮霊舎は五十日をもって撤去いたします。

   

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■50日の忌明けについて

●50日の忌明けについて

 
 
 

新霊合祀祭

 

神道では、故人が身罷られてから五十日までの期間を「忌中」といって、ことさらに親族一同が喪に服して故人の御霊にだけお仕えする期間と定められています。故人の御霊は五十日の日数をかけてゆっくりとその身心(みごころ)を清め行き、神様から生れた御霊一つとなって行かれます。そして晴れて家を守る御霊となられるのです。
もと神道では人の死を穢れと考えてきました。この穢れということは「汚い」という意味ではなく、「気枯れ」という考え方です。この世の全ての物には神様の生成発展の気が宿っています。そのお蔭で私達は生きていられるのです。その生成発展の気こそ御霊ということなのかもしれません。人が身罷るということはその生成発展の気が枯れたことを意味します。だから死を「穢れ(気枯れ)」と考えたのです。その間は晴れ晴れしいことを避け、故人の死を悼み、枯れた気が生成発展の本来の気に復することを願う期間が忌中であると云えます。
死の穢れは五十日の日数をもって段階を経て元の生成発展の気に復して行きます。そして元の生成発展の気に復したことを忌明けというのです。

   

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■人の祈りと御霊について

 

千早振る 神よりいでし 人の子の 罷るは神に 帰るなりけり
この歌程に日本人の御霊に対する考え方を明確に伝えた歌は無いと云えましょう。もともと、太元の神の生成発展の気が産霊の神の縁によって凝り固まり体を成しこの世に生れた人であります。この世の一生の事を勤め納めれば、太元の神の気に帰り行くのが自然の理ごとです。人は身罷ればその御霊は必ず神に帰るのです。
だからといって故人の御霊は一人、神の御元へ帰り上がって行くのではありません。そこには「この世」からの祈りが必ず必要なのです。親族の方々の「神上がりください」という祈りが必要なのです。
もと人の御霊は神の御霊ですが、産霊の神の働きによってできた体には夫々の色々な思いが付いて回ります。
それを神道では「身心」と云い、過ちや罪や穢れの元と考えているのです。御霊は神の働きですから人を育み行こうとする働きですが、身があるからこそ我侭も出、勝手心が沸いてくるのです。その身心はこの世への執着となり、人が神上がる時の重しとなってしまうのです。葬場祭から五十日の忌明けの御祭までの間、その身心近き人々、つまり親族が身心を捨て神の御霊だけとなって神上がって下さるようにするのです。身心は神の心ではなく、この世の心ですから、この世から祈りを向けなくてはならないのです。
天地自然は物事を浄化し行く力を自ずから持っています。御霊は天に属し、身心は地に属します。身心を地に返し、浄化して頂く祈りが必ず必要なのです。それが埋葬という儀式であるとも云えましょう。
親族の方々の「まこと」を込めた「神上がりください」との祈りが故人の力となり、天に属する御霊は神上がり子孫を守る神となり、地に属する身心は大地自然の御威力によって浄化され、御霊の更なる力となって行くのです。
また、神上がられた御霊の力となるものは、唯一、ご親族の「いのる心」であります。神饌物を御霊に捧げても実際に食される訳ではありません。神饌を捧げようとするその心を食されるのです。御霊の世界は形無き世界、神の世界は身無き世界です。故に御霊様達は、この世の「心」を食とされているのです。
母の乳房に縋り乳を飲んで体を大きく強くしてゆく赤子のように、御霊様も私達の祈る心を食とされあの世でのこの世を守る力を大きくされて行くのです。
ですから昔から「信心ある家は必ず栄える」「祈りある家に亡びる家無し」といわれています。どうやら「この世」と「あの世」は別の世界ではなく、共に助け合い、栄えあっている関係のようです。日々、御霊様に手を合わせ共に栄え合うという心がけが肝心です。

   

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■神葬祭のご相談・お問合せ・お申込み

 

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FAX:03−5614−8552

 

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